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勝負は戦う前にすでに決している [雑記]

物事をずらした視点で観てみるってのは意外と大事。

たとえば北風と太陽の逸話は有名だけど、これは単に「厳罰で臨むより寛容な精神が必要」みたいな話じゃない。

イソップの話は寓話に満ちて、それ自体が教訓めいたものがあるが、視点をかえることでもっと深遠な意味を探ることができる。

北風と太陽のあらすじ(Wikiからの引用)

あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。

そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。

まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。

これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

表面上だけ見ていると、このストーリーは「なんでもかんでも力づくじゃダメだよ」って話だが、見ようによっては別の捉え方ができる。

結論からいえば、「ルールを支配した方が勝つ」という単純なもの。

この勝負そのものが、太陽が勝つようにできている。
たとえば「旅人に服を着させる」勝負だったら、太陽に勝ち目はない。

自分の勝てるフィールドだけで勝負せよという教訓とも取れるわけだ。
穿ちすぎかもしれないが、ビジネスとか商売のシーンでは非常に重要。
ランチェスター戦略とか難しいものを持ってくるまでもなく、至極単純に「勝てる戦いだけをする」ってのが、勝つことに関しては一番手っ取り早い。

まあ昔話とか民話とか童話に意味を追求しだしたらキリはないわけだけど。
柳田とかプロップとか語りだしたら膨大になっちゃう(´-ω-`)

でも物語の深読みって楽しいよね(゚∀゚)厨二的。
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